2017年 04月 08日
4月8日 木野しのぶ「大挑戦!」
皆さんいかがお過ごしですか?
さて、本当にあっという間に、舞台仕込みが明後日(!)というところまできてしまいました。
毎回の稽古前に自分に課すことと、実際にやれたこと、やれなかったこと……真剣に向き合う日々です。
先輩方から頂くアドバイスも、簡潔ながら「それをやるのが難しい!」というものが多くて、久保田万太郎作品の持つ底知れない奥深さを噛み締めております。
さて、仕込みが近いためか稽古場はとても賑やかで、いよいよ舞台が始まる!という意気の高まる日でした。
そんな今日のブログは、「釣堀にて」のおけい役、木野しのぶです!
しのぶさんは、何ごとにもきちっとしていて、それでいてちょっとお茶目……という印象があるのですが、今回のリーディングにはどんな思いを持っていらっしゃるのでしょう?
では、どうぞ!
***
昨年に続き、『久保田万太郎を読む』に参加させて頂く木野しのぶです!
前回は『十三夜』の語り役をさせて頂きました。
今回は、『釣堀にて』で芸者のおけい役をやらせて頂きます。
『釣堀にて』なんて題名からしてもそうですが、万太郎作品で芸者が出てくる…というと、
はじめは、なんだか静かで暗くてとか、しっとりした感じを想像していた私でしたが
本を読んだら全然違ったので衝撃を受けました。
この作品、「衝撃」ならぬ「笑劇」、ファルスでした。
ご覧になったお客様に「ぷぷっ」と笑って頂ければ大成功。
うまくいきますことやら…。
私としては超がつくほどの不得意分野ですので、今回も本山可久子さんの大きな懐をお借りして稽古に励む日々です。
可久子さんがおっしゃるところによると、このおけいという役は「真砂女」だそうで…(なるほど!)
『真砂女』で、母・真砂女と正反対の性格の娘を演じていた私としては、大挑戦!
そのハードルの高さにビビりながらも、大きなやりがいを感じております。
そして、何にもまして、可久子さんと今回共演させて頂けることは本当に幸せなことであります!
さて、今日は、松波さんのピアノ演奏が入ってのはじめての稽古でした。
どこに、どのタイミングで演奏を入れるか…また、SE(効果音)とのバランスなど
演出の西川さん、音響の中嶋さん、そして演奏の松波さんがプランを出し合いながら、稽古が進んでいきました。
そして、演出家の隣では、照明の岡本さんが、稽古を見ながらプランを練ってくださっていました。
そのプランを聞きながら、演出家が役者の立ち位置や動きを決めたりする場面も…。
『釣堀にて』の稽古が終わり、『蛍』の稽古を演出家の真後ろの席で見ながら、
だんだんと作品が創りあげられていく過程を心から楽しんだ今日の私でした。
***
ありがとうございます!
おけいが「真砂女」……!前回の東京公演でも記憶に新しい「真砂女」ですが、こんな話が伺えるのも嬉しいですね。
さて、しのぶさんの日記にあった通り、今日はスタッフの方々が西川さんと打ち合わせする場面が多かったです。
そのハードルの高さにビビりながらも、大きなやりがいを感じております。
そして、何にもまして、可久子さんと今回共演させて頂けることは本当に幸せなことであります!
さて、今日は、松波さんのピアノ演奏が入ってのはじめての稽古でした。
どこに、どのタイミングで演奏を入れるか…また、SE(効果音)とのバランスなど
演出の西川さん、音響の中嶋さん、そして演奏の松波さんがプランを出し合いながら、稽古が進んでいきました。
そして、演出家の隣では、照明の岡本さんが、稽古を見ながらプランを練ってくださっていました。
そのプランを聞きながら、演出家が役者の立ち位置や動きを決めたりする場面も…。
『釣堀にて』の稽古が終わり、『蛍』の稽古を演出家の真後ろの席で見ながら、
だんだんと作品が創りあげられていく過程を心から楽しんだ今日の私でした。
***
ありがとうございます!
おけいが「真砂女」……!前回の東京公演でも記憶に新しい「真砂女」ですが、こんな話が伺えるのも嬉しいですね。
さて、しのぶさんの日記にあった通り、今日はスタッフの方々が西川さんと打ち合わせする場面が多かったです。
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by mantaro2-blog
| 2017-04-08 20:36
2017年 04月 07日
4月7日 平塚美穂「わくわくが止まらない!」
今日の日中はちょっと蒸していて、着物に着替える時に汗ばんでしまうくらいでした😫💦
さて、立ち稽古も進み、稽古後の意見交換も活発になってきました。
私も、先輩方から色々とアドバイスを頂いて、家でああでもない、こうでもないと考える毎日です。
稽古を重ねる毎に、立ち位置や動き方など、具体的な西川さんの演出もついていきますが、なんだかウキウキしている出演者が……!
今日のブログは、「蛍」よし子役の平塚美穂です!
では、どうぞ〜🌸
***
「蛍」で、重一の妻・よし子を演じます、劇団員の平塚美穂です。
だいぶ暖かくはなってきましたが、まだまだ風邪が流行っているようですね。
皆さんもお気をつけください!
さて、早いもので、本番まで残り2週間を切りました!
立ち稽古も2週目に入り、動きを確認しつつ、より内容の深い作品にしていく為、稽古に励んでおります。
実は私、以前みつわ会という団体に外部出演をさせて頂いたことがあり、久保田万太郎作品は今回で2回目になります。
その時の演目は「舵」で、おふさ役でした。
台詞は二言三言でしたが、着物での所作や、目線、話し方など、たくさんの事を学び、そして何より、久保田万太郎先生の描いた世界の深さに、感銘を受けました。
下町の人々の生活の中に溢れる情緒を、今回のドラマリーディングでも表現できたらと思います!
そして今日はピアノ演奏の松波さんがいらっしゃって、西川さんと打ち合わせながら稽古をしました。
先日松波さんから伺ったのですが、曲はもうほぼ出来ていて、私達の稽古を見ながら、更にイメージを膨らませて曲を作っているそうです!
3歳の頃からピアノを習っている私は、前回の「久保田万太郎を読む」で松波さんの演奏を初めて聞いて、松波さんの繊細なメロディーの大ファンになってしまい……
今回どんな曲が出来上がるのか……それが私達の芝居とどうコラボレーションするのか……
わくわくが止まりません!!
皆さんも、私達のリーディングだけではなく、ピアノとのコラボレーションの方も、是非楽しみにしていてくださいね♪♪
それでは、皆さんに素敵な久保田万太郎の世界をお届けできるよう、明日も稽古頑張ります!!
みほでした♪♪
***
ありがとうございました!
「舵」という作品にも出演されていたのですね。
美穂さんには今回のアトリエでもお世話になりっぱなしなのですが、私も先輩方から学べることはきちんと学んで、見習っていきたいと思います😤
美穂さんは、朋友の「ら・ら・ら」という作品でも、ピアノ伴奏をする役どころ。松波さんの演奏に人一倍わくわくされるのも納得です✨
明日の稽古も頑張りましょう!
では、また次回のブログをお楽しみに😘
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by mantaro2-blog
| 2017-04-07 00:49
2017年 04月 06日
4月6日 本田玲央「制約と面白さ」
アトリエのお稽古も進み、あっという間に立ち稽古に入りました。
今日は美術の菱山さんもいらっしゃって、舞台監督の小泉さんと一緒に舞台の仮組みをして下さいました。
何かを吊っていますが……一体なんでしょう?
本番までのお楽しみです😘
また、申し訳ないことにお写真が撮れなかったのですが、音響の中嶋さんも来て下さいました!
稽古の折々に、演出の西川さんと打ち合わせをしていらっしゃいます……どんな音が聞こえてくるのか、今からワクワクです🎵
さて、そんな立ち稽古初日の日記は、
「釣堀にて」の語り役、本田玲央 です!
玲央さんは、前回の「久保田万太郎を読む」では照明操作を担当していました。
出演者となった今回は、リーディングにどんな思いを持っているのでしょうか?
ではどうぞ!
***
皆さん、こんにちは。初めての方は初めまして。
今回「釣堀にて」で語りをやらせていただく劇団員の本田玲央です。
稽古の方も本日から立ち稽古に入り色々活気づいてきました。
中でも面白いのは普通の掛け合いの作品でありながらリーディングでは出演者が皆本を持っているというある意味で動きに制約がついた状態です。
役者陣はいつもの掛け合い以上に言葉一つ一つの持つ意味、言葉の持つ対象との距離感、等々に気をつけなければなりません。
でもだからこそ、いつも以上に言葉の持つエネルギーや繊細さ、語感の持つ響きが浮き彫りになるのではと僕は思っています。
皆さんにも是非この日本語の持つ独特の面白さを味わっていただけるよう頑張ります。
それでは、皆さん劇場でお会いしましょう!
ヾ(^_^) byebye!!
***
ありがとうございました😊
玲央さんは後輩の私にも気さくに接して下さる先輩です✨
日本語の持っている「面白さ」、一緒に楽しんでいきたいです!
それでは、また明日お会いしましょう!
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by mantaro2-blog
| 2017-04-06 12:04
2017年 04月 05日
4月5日 荻根沢妙子 「語る!」
本格的な稽古初日があけて、今日は二日目。
今日の稽古では、西川さんからより細かいダメ出しがありました。
久保田万太郎の作品に流れている文化を汲むことや、リーディングならではの「語る」ということの難しさを痛感する毎日です。
さて、今日の日記は、「蛍」の語り役。
荻根沢妙子です!
笑顔のキュート💕な荻根沢さんは、名字をもじって「おぎゃー」さんと呼ばれています。
それではおぎゃーさん、どうぞ!
***
こんにちは。「蛍」の語り役、準劇団員の荻根沢です。
今回はアトリエということで、慣れた稽古場での上演です。
今日はその2回目の読み稽古。
ナレーションとは違う「語り」の良さをどう出すか、「役」にはない難しさに奮闘中です。
そして「語る」ところ以外の諸先輩方や後輩の演技を見つつ聴きつつ口元を緩めています。
にやにやにやにや……
はっ!忘れてた!ということが無いように集中して頑張ります。
***
ありがとうございます☺️✨
特に「釣堀にて」は、くすっと笑ってしまうユーモアもあって、つい口元が綻んでしまいますね!
さて、ではおぎゃーさんの出演する「蛍」の方はというと……
そこはお楽しみ!ということで、観に来てくださるお客様にもぜひ確かめて頂きたいと思います🌸
それではまた明日のブログでお会いいたしましょう!
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by mantaro2-blog
| 2017-04-05 17:44
2017年 04月 04日
4月4日 渡辺聖「挑戦!」
都内の桜も、満開宣言が出ました🌸昼間は春らしい暖かさの日が続いて、なんだかほっとしますね。
「久保田万太郎を読むⅡ」も、いよいよ本格的な稽古初日ということで、演出の西川信廣さんにお稽古をつけて頂きました。
今日は美術の菱山裕子さん、音響の中嶋直勝さん、演奏をして下さる松波匠太郎さんもいらっしゃいました。残念ながら、照明の岡本謙治さんはご予定がありいらっしゃいませんでしたが、今からどんな照明になるのかワクワクです
また、団内からは照明操作の細田知栄子、音響操作の吉本麻リ、舞台監督の小泉真義らスタッフも加わって、顔合わせをしました。
西川さんや、スタッフの皆さんの前で読み稽古をするのはとても緊張しましたが、一回一回のお稽古を大切にしていきたいと思います。
さて、今日のブログは、
「釣堀にて」では太鼓持ちの和中役、
「蛍」では船木栄吉役の渡辺聖(さとる)です!
聖さんは今回の役柄に、特別な思い入れがあるようです。ではどうぞ!
***
みなさまこんにちは😃
朋友での俳優歴も4年目に突入しました、渡辺聖です。
久保田万太郎企画第2弾、ということで今回初めて朋友でのドラマリーディングに参戦します。
最近では立ち上がったり、歩きながら読んだり、様々な形態のリーディングがある中、今回は純粋な朗読劇といってもいいのではないでしょうか。動きに頼らず、言葉で世界観を表現するためにはどうしたらいいのか、課題は山積みです……!
あと問題はもう一つ、今回私は下町の職人を演じるのですが、とても実直な男です。今の時代、我々世代にとって職人気質の男とは中々イメージが難しく、役作りも難解です。とにかく地道にコツコツ努力するしかないでしょう。
とは言いつつ、少し楽しい気分でもあります。
実は私の母方の祖父が版画彫りの職人で、正に今回演じるような男だったようで……母が私を身籠もる直前に亡くなったので、「この子は父の生まれ変わりだ」と母は当時感じたこともあったそうで……ちょっとした運命を感じております。
なので、今回の演じる栄吉は、私にとって祖父のような存在感があります。遺影越しにしか見たことのない祖父と対面する心持ちで、この芝居に挑みたいと思います。
応援、どうぞよろしくお願いします!
聖でした!
***
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by mantaro2-blog
| 2017-04-04 19:15